令和6年度行事予定

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4月24日(月)3年3組子どもの発達と保育 保育体験実習

令和5年4月24日(月)3年3組生活・福祉系列の「子どもの発達と保育」という専門科目で「妊婦の立場にたって、妊婦への必要な配慮を考えよう」という学習を行いました。

妊婦体験では、横手市から妊婦体験ジャケットをお借りし、妊婦体験ジャケットを装着して、次のような日常生活動作を行い、妊婦にとっての、大変危険困難を発見する活動をしました。

①床に座る・立ち上がる 

②階段の上り下り 

③床に落ちた物を拾う 

④ベッドに寝る・起き上がる 

⑤靴・靴下をはく・爪を切る動作

妊婦体験ジャケットは約7kgで、妊娠8~9ヶ月の妊婦を体験することができます。着用時間は一人20分足らずですが、短い時間でも普段の生活とは異なる多くのことに気づいてくれました。その「気づき」から妊婦さんにはどのような配慮が必要かについて学ぶことができました。

 

〈1〉体験の様子

  ★ベッドに寝てみると

おなかが重く、苦しかった。起き上がる際も腹筋だけでは起きれず、コツが必要だった。

★寝返りをうってみると

体が重く寝返りをうちづらい。また、寝返りをしたときに体重がのしかかってきて辛い。

★座って足の爪を切る

おなかに阻まれてなかなか足まで手を持っていくのに苦労する。座るときも倒れそうで怖いし、立ち上がる際も重みでうまく立ち上がれない。

★調理台を拭きました

いつもは簡単に届くところがおなかの膨らみがあって届かない。重量もあるため前に倒れそうになる。

〈2〉体験して分かったこと

・妊婦さんは毎日、危険や辛さ、痛みを抱えていることがわかりました。動きにくいため行動がしにくい、転びやすいなどの恐怖と危険の隣合わせで怖いと感じました。また、イライラや気持ちの整理がつきにくく混乱しやすいとも思いました。

・普段なら簡単にできることも、妊婦の体では難しいと感じるものがたくさんあった。自分のおなかの中にある生命のために妊婦はこれまでの生活とは比べ物にならないほどの注意を払っていることにも気づいた。

パートナーには、一緒に出かけたり荷物を代わりに持ってあげたりするなどの役割をしっかり果たしてもらいたいと思った。もし自分の周りの人が妊婦になった場合、電車やバスで席を譲るなどの配慮をして支えてあげたいと感じた。

・ずっとつけていると肩や腰など、体に影響が出てきて、降ろしたいときに降ろせない辛さを感じました。また、家事や移動をする際にはおなかが重いだけでなく、邪魔で満足に動作ができず、階段では恐怖も感じました。これが10ヶ月も続くとなると、危なく、妊婦も怖いので、周りの人のサポートが大切だと感じました。

・体を支えてあげることも大切だけど精神面を支えることも大事だと思った。妊婦は手伝ってほしいときにはパートナーにちゃんと伝えることや、疲れやすいので十分な休憩をとるなどして極力無理をしないことが大切だと感じた。