今年度の3年生の総合的な探究の時間では、昨年度の3年生が行った『こども食堂』の研究を保育や福祉の職業を進路に考える5名で引き継ぎ、地域のこども食堂においてボランティア活動を行いながら、昨年の研究グループが残した課題解決に努めていきたいと考えています。その活動の様子を紹介します。
5月14日(日)、湯沢市NPO法人「ねこの手もかりたい」(代表:高井俊博さん)が主催するこども食堂にボランティアとして参加してきました。初めてのボランティア活動で緊張していましたが、高井さんをはじめとしたスタッフの方々に暖かく迎えていただき、優しいお声がけをいただきながらアットホームな雰囲気の中で活動することができました。想定していたよりもボランティア参加者の方が多く、人数の不足は心配がいらない様子でした。
5月14日は“母の日”ということで、母の日にちなんで、折り紙で作ったカネーションの花束を持っていき飾っていただきました。こども食堂では、開催日に募金活動もしています。集まった寄付金は今後の子ども食堂の実施費や維持費などに充てられます。
メニューの1つだったツナサンドを作っている様子です。ボランティア参加者とスタッフさんたちと役割分担をして、効率よく調理をしています。多くの品数を作るので楽とは言えない作業ですが、作業自体は簡単ですし、楽しい雰囲気で行うことができました。
■こども食堂のボランティアに参加してみて、初めは緊張していましたが、スタッフの皆さんが優しく、場の雰囲気も温かくとてもなじみやすい印象でした。終わった後は、達成感を感じることができました。
こちらのこども食堂は予約制で、提供するもの(食材やお菓子等)はボランティア総出で準備しているということが分かりました。また、参加しているボランティアの方たちはどのような職業の人たちが集まっているのか気になりました。
■初めてこども食堂のボランティアに参加してみましたが、ボランティアに参加している皆さんが暖かく迎えてくれました。優しく丁寧に仕事を教えてくれて、初めてでもスムーズに仕事を進めることができたと思います。
今回分かったことは、フードバンク秋田から食べ物を提供してもらっていることや、こども食堂での売り上げと寄付で成り立っていること、ツイッターやフェイスブックだけでなく広報やポスターで宣伝していることでした。利用者を限定せず、全員が平等な条件でお互いを尊重しながら、本当に美味しいものを食べてもらいたいという思いを聞き、ボランティアにやりがいと達成感を感じました。
また、次の機会にボランティアの方や利用者の方はどこからこの活動やこども食堂の情報を得たのか聞いてみたいと思いました。